日本の企業の数の約99%が中小企業であり、雇用面では約70%を中小企業の従業員が占めています。
いざなぎ景気越えといわれた2003年半ばから2007年半ばまで今回の景気上昇についても大企業や一部業種を除いては中小企業はその好況の実感が無かったものと思われます。
大企業で儲かったお金は大企業の内部留保に貯められ、サラリーマン(つまり一般消費者)に還元されずに今回のファンドバブル景気は幕を降ろしたのです。
サラリーマン(一般消費者)の給与が増えてないのだから、中小企業(町の居酒屋も、タバコ屋も、中古車屋も、リフォーム屋も)潤わないですよね。
世界屈指の投資家 ウォーレン・バフェットも、ジム・ロジャースもアメリカの景気に左右されるだけで、人口が減り、内需が減少する日本など見向きもせず、日本大陸を飛び越えて中国やインドに熱い視線を注いでいます。
だからいって、中国やインドに行って商売をしよう、といっているのではありません。
内需の縮小の影響を受けにくい商売や、需要と供給が一部の地域で完結する事業、初期投資の少ない事業、つまりスモールビジネスを行う事がこれからの中小企業のポイントだと思います。
拡大路線を歩むのは資金力のない中小企業には不可能です。
セブンポケットと言って「これからの時代、収入源を7つ持とう」という人もいます。
「小さい会社をたくさん持つ」これは私が推奨する戦略でもあり、これからの中小企業のあり方のひとつの有効な方法だと思っています。
そのためには、
新しい事へ興味(=好奇心)を持つ ⇒ 新しい情報を収集 ⇒ 新しい事を想像
⇒ 新しい行動
この循環が重要となってきます。
社長自ら、学ぶ精神を身に着け、本を読んで下さい。街に出てください。
頑なにならず、柔軟な発想力を身につけ、保つためにも色んな年代の人と話をしてみましょう。
そこから新たなチャンスが見つかるはずです。
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